この日の作業は、「田起こし」です。
土に含まれる窒素は、稲が吸収しにくい有機態窒素の形で存在していますが、田起こしをすることで、土の中に空気が入って乾燥しやすくなり、微生物が有機態窒素を分解してくれて、稲が吸収しやすい無機態窒素に変化します。
この日も追加で欅の落ち葉を散布し、秋に撒いた藁や堆肥、籾殻、糠などの有機物が、田起こしにより土の中に鋤き込まれます。
この有機物を微生物やミミズなどが分解して、養分を作り出します。
これが、有機物肥料です。
自然の力をお借りして、稲の育成に理想的な土になっていきます。